友人の恋人を好きになって失恋した思い出

専門学校へ通っていた頃、私の友人に彼女がいました。

彼女は私と同じクラスで仲が良かった。

あだ名を付けられたり、ふざけ合ったり。

そのうちに、彼女を好きになってしまったのです。

彼女を思うと、友人へ嫉妬し、嫉妬する罪悪感に胸が苦しくなる。

ある日、通学が困難である事を理由に、親へ頼み込み一人暮らしをする事になりました。

仲の良かった彼女へ相談し、彼女の住んでいる近隣の学生用アパートに入居したのです。

歩いていける距離の異性のクラスメイト。

近いということは、困った事があれば助け合い、寝坊助で遅刻に苦労していると言えばモーニングコールしてくれる。

お互い暇ならデートまがいのことまでしていました。

それでも彼女は友人が彼氏、一線は引き友人の話になれば友人を立てるように振る舞いました。

数カ月後、友人は何が原因か彼女と別れてしまいました。

彼女の事をずっと片思いしていた私は悩みました。

傷心の彼女を慰めたい、でも別れてすぐに告白は非常識なのではないか?

数日後、夜に彼女から電話がありました。

大した用事では無かったのですがその時に

「大事な話がある」

と伝えました。

彼女は電話の用事もあり来てくれる事に。

「友人と別れてすぐなのは知ってる。

だからという訳ではないけれど実は君の事ずっと好きだった。

付き合って下さい、愛しています」

https://newspicks.com/news/4094519

玄関のドアを開けて立っている彼女にそう言いました。

今思えば女優ライト効果というのでしょうか、髪が室内の照明で照らされ背後の夜の闇に浮かぶ女神のようでした。

結果は「ごめんなさい」

友人との別れ方に思う所があったか、別れてすぐの告白が嫌だったか。

私との関係を考えて勝算はあると思っていただけにショックでした。

それから今までの関係も消え疎遠になり、卒業直前に学校の食堂においてあるピアノを弾いている彼女を見かけ、彼女の方から声をかけて来ました。

「今のピアノ聞いてた?久しぶりに話すね、あれからどうしてた?」

その頃の私は失恋した思いをよく思っておらず、つっけんどんに対応しただけでした。

卒業後、知り合いから彼女は田舎に帰ったと聞きました。

話しかけられた時、私の対応がもっと男らしかったならば何か違っていたかもしれません。